放置された家が発する「無言の悲鳴」と所有者の責任
なぜ今、「空き家防犯」がこれほどまでに重要なのか
かつて家族の笑い声が響いていた実家、あるいは将来のためにと相続した家屋。
今、日本全国で「空き家」が急増し、社会問題化しています。しかし、多くの所有者様は、遠方に住んでいる、忙しい、あるいは「金目のものなど何もないから泥棒に入られても構わない」といった理由で、十分な対策を講じずに放置してしまいがちです。
防犯設備士としてセキュリティの最前線で活動してきた私、守(まもる)が、数多くの現場を見てきて痛感することはただ一つ。
「空き家は、人が住んでいる家よりも遥かに高いリスクに晒されており、その被害は単なる物品の盗難に留まらない」という事実です。
空き家の防犯対策が急務である理由は、主に以下の3点に集約されます。
- 犯罪の拠点化リスク: 単なる空き巣被害だけでなく、オレオレ詐欺のアジトや薬物の隠し場所、不法滞在者の住処として悪用されるケースが増えています。
- 法改正による資産価値の毀損: 2023年(令和5年)の「空家等対策の推進に関する特別措置法」改正により、管理不全の空き家に対する行政の目が厳しくなり、固定資産税が最大6倍になる経済的ペナルティのリスクが現実のものとなりました。
- 所有者責任の増大: 放火による近隣への延焼や、建物倒壊による通行人への被害など、所有者が負うべき法的・社会的責任は計り知れません。
本記事は、防犯の初心者である所有者様が、不安を解消し、具体的かつ効果的な行動に移れるよう、最新の統計データ、法制度、防犯理論(CPTED)、そして具体的な設備導入のノウハウに至るまでを網羅的に解説した「防犯のバイブル」です。

「何をすればいいか分からない」
という漠然とした不安を、



「これをやれば大丈夫」
という確信に変えるために。プロフェッショナルの視点から、優しく、しかし妥協なく解説していきます。
空き家を取り巻く4つの致命的リスクと犯罪心理
敵を知らずして対策は立てられません。まずは、空き家がどのような脅威に晒されているのか、その実態をデータに基づき解き明かします。
侵入窃盗の現状と「狙われる」メカニズム
「空き家には盗むものがない」というのは、所有者の思い込みに過ぎません。
警察庁のデータや各都道府県警の統計によると、侵入窃盗の発生場所として「空き家」が占める割合は決して低くありません。
例えば、令和5年の愛知県警のデータでは、侵入窃盗の認知件数のうち約13%(327件)が空き家を標的としたものでした。
出典:愛知県警察本部 地域対策安全ニュース
犯罪者は何を狙うのでしょうか。現金や貴金属がない場合、彼らの目は「換金可能な設備」に向きます。
- 給湯器・エアコン室外機: 内部に含まれる銅やレアメタルが高騰しており、転売目的で持ち去られます。
- 電線・配線: 壁内の電気配線を引き抜き、銅線として売却する手口が横行しています。
- 仏具・骨董品: 所有者が価値を知らずに放置している古美術品などが狙われます。
さらに深刻なのは、窃盗犯だけでなく、不法占拠者による被害です。一度侵入を許すと、そこは彼らの生活拠点となります。
ゴミの散乱、排泄物の放置、さらには犯罪グループがアジトとして利用し、特殊詐欺の架け電話拠点や違法薬物の保管場所として使われるケースもあります。
こうなると、所有者は「被害者」であると同時に、犯罪を助長させたとして近隣住民や警察から厳しい目を向けられることになります。
放火リスク:最大の脅威と失火責任法の壁
空き家所有者が最も恐れるべき事態、それは「火災」です。総務省消防庁等の統計によれば、空き家火災の件数は増加傾向にあり、2023年には全国で4,330件もの火災が発生しています。
出典:消防庁 火災の実態
特筆すべきは、その出火原因の多くが「放火」または「放火の疑い」である点です。
空き家は、人の目がないため侵入が容易であり、枯れ葉や不法投棄されたゴミなど燃えやすいものが放置されていることが多いため、放火犯にとって格好のターゲットとなります。
ここで重要なのが、日本の法律における「失火責任法(失火ノ責任ニ関スル法律)」の存在です。
通常、失火によって隣家を延焼させた場合、故意または「重大な過失」がない限り、火元は損害賠償責任を負わないとされています。
しかし、空き家の場合、管理が著しく不十分(例:ゴミ屋敷状態を放置していた、施錠せず誰でも入れる状態だった)であれば、「重大な過失」があったと認定され、莫大な損害賠償を請求されるリスクが高まります。
火災保険に入っていたとしても、空き家の管理状態によっては保険金が減額、あるいは支払われないケースもあり得るため、物理的な防犯対策は資産防衛の生命線なのです。
自然災害と建物倒壊による加害責任
老朽化した空き家は、台風や地震などの自然災害に対して脆弱です。屋根瓦の落下、ブロック塀の倒壊、外壁の崩落などが起き、通行人や隣家の車、住人に被害を与えた場合、民法717条の「土地工作物責任」が問われます。
この責任は「無過失責任」に近い非常に重いものであり、所有者が「注意していた」と主張しても、建物の瑕疵(欠陥)が原因であれば責任を免れることは困難です。
「割れ窓理論」と地域の荒廃
犯罪心理学には「割れ窓理論」という考え方があります。
「建物の窓が1枚割れているのを放置すると、誰も管理していないと思われ、やがて全ての窓が割られ、街全体が荒廃する」という理論です。
空き家における「割れ窓」とは、伸び放題の雑草、溢れかえった郵便ポスト、色あせた看板などを指します。
これらは「ここは誰も見ていない」「何をしても捕まらない」という強烈なシグナルを犯罪者に送り、地域の治安悪化のトリガーとなります。
近隣住民からのクレームや苦情は、こうした不安の裏返しであり、放置すれば地域社会からの孤立を招きます。
2023年法改正の衝撃 ~「管理不全空家」と税金6倍のリスク~
2023年12月に施行された改正「空家等対策の推進に関する特別措置法(空き家法)」は、全ての空き家所有者にとって極めて重要な転換点となりました。
これまでは「倒壊寸前の危険な家(特定空家)」だけが行政指導の対象でしたが、改正により、その前段階である「管理不全空家」も指導・勧告の対象へと拡大されたのです。
「特定空家」と「管理不全空家」の定義と違い
行政が認定する空き家のステータスには、危険度に応じて段階があります。
| ステータス | 状態の定義 | 行政措置の内容 | 経済的影響 |
|---|---|---|---|
| 管理不全空家 | 放置すれば「特定空家」になる恐れがある状態。窓の一部破損、雑草の繁茂など。 | 指導 → 勧告 | 勧告を受けた時点で、固定資産税の「住宅用地特例」が解除される可能性大。 |
| 特定空家 | そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態。著しく衛生上有害となるおそれのある状態。 | 指導 → 勧告 → 命令 → 代執行 | 固定資産税の特例解除に加え、最大50万円の過料。行政代執行による解体費用の請求。 |
これまでは「特定空家」に指定されて初めて固定資産税の優遇措置(住宅用地の特例:土地の固定資産税が最大1/6になる)が解除されましたが、改正法では「管理不全空家」として勧告を受けた段階で、この特例が解除されることになりました。つまり、単に「管理が少し悪い」だけで、翌年の固定資産税が最大6倍に跳ね上がるリスクが生じたのです。
国土交通省ガイドラインに見る認定基準
では、具体的にどのような状態が「管理不全」とみなされるのでしょうか。国土交通省のガイドラインには、客観的な数値基準が示されています。
- 建築物の傾斜: 木造家屋の場合、柱などの垂直方向のずれが「20分の1以上」であれば倒壊の危険が高いとされますが、それ未満(例:60分の1〜20分の1)であっても、将来的な危険性を予見させる場合は管理不全の兆候とみなされます。
- 部材の破損: 屋根瓦のズレ、窓ガラスの破損、外壁のひび割れなどが放置されている状態。
- 立木の越境: 庭木が隣地や道路にはみ出している、あるいは枯れて倒木の恐れがある状態。
- 不法侵入の痕跡: 門扉が壊れている、窓が開いたままなど、第三者が容易に侵入できる状態が放置されていること。
自治体はこれらの基準に基づき、定期的なパトロールや近隣住民からの通報を受けて調査を行います。
したがって、防犯対策を行い、建物を適切に維持管理することは、犯罪を防ぐだけでなく、増税を防ぐための「節税対策」そのものと言えるのです。
防犯環境設計(CPTED)に基づく鉄壁の要塞化計画
ここからは、具体的にどのような対策を行えばよいのか、防犯のプロの視点で解説します。
キーワードは「防犯環境設計(CPTED: Crime Prevention Through Environmental Design)」です。
これは、「犯罪が発生しにくい環境を物理的に作り出す」という設計思想であり、以下の3要素で構成されます。
この3要素を、空き家の敷地(外周・庭・建物)に適用し、具体的なアイテムと施工方法を見ていきましょう。
【監視性の確保】防犯カメラ:24時間の「目」
防犯カメラは、設置されているだけで犯罪抑止効果を発揮します。空き家においては、現地に行けない所有者に代わって監視を行う最強のツールです。
ネットワークカメラ(クラウドカメラ)の推奨
かつては録画機(HDD)を現地に置くタイプが主流でしたが、空き家防犯には「クラウド録画型ネットワークカメラ」を強く推奨します。
- 理由1: 現地に録画機を置くと、侵入者に録画機ごと盗まれるリスクがある。クラウドならデータはネット上に安全に保管される。
- 理由2: スマートフォンでリアルタイムに映像を確認でき、動体検知機能で侵入があった瞬間に通知を受け取れるため、即座に110番通報が可能。
必要なスペックと費用感
導入にあたっては、以下のスペックを満たす機種を選定してください。
- 防水防塵性能: 屋外設置が必須のため、IP66(台風レベルの暴風雨に耐える)以上の規格が必要です。
- 暗所撮影機能: 赤外線(IR)LEDを搭載し、完全な暗闇でも撮影できるナイトモード対応が必須です。
- 画角: 少ない台数で広範囲をカバーするため、水平画角100°以上の広角レンズ推奨。
- 費用相場: 専門業者に依頼する場合、機器代・工事費込みで1台あたり20万円~25万円、2台で25万円~30万円程度が相場です。ランニングコストとして、電気代や通信費に加え、機器のメンテナンス費がかかる場合もあります。
ダミーカメラの是非
予算削減のためにダミーカメラを検討する方もいますが、プロの目をごまかすのは困難です。
「配線がない」「レンズの奥が空洞」「安っぽいLEDが常に点滅している(本物は検知時のみ点灯するものが多い)」といった特徴で見抜かれます。
もしダミーを使うなら、本物の筐体を使用した高品質なものを選び、高所に設置して細部を見られないようにするなどの工夫が必要です。
しかし、基本的には本物のカメラ、あるいは後述するセキュリティ会社のサービス導入を推奨します。
【接近の制御】開口部の防御:窓こそが最大の弱点
警察庁のデータでは、戸建て住宅への侵入経路の過半数が「窓」からです。特に空き家は、ガラスを割る際の音を気にする必要が少ないため、大胆な手口(打ち破り、焼き破り)が使われます。
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1.html
防犯フィルムによる要塞化
最も効果的な対策は、窓ガラス全面に「防犯フィルム」を貼ることです。
- 基準: ホームセンターの薄いフィルムではなく、厚さ350ミクロン以上(最低でも200ミクロン以上)の、警察庁認定「CPマーク」取得製品を選んでください。
- 効果: バットで叩いても貫通するまでに5分以上かかる強度を持たせることができます。「侵入に5分かかれば7割の泥棒が諦める」というデータ(警察庁)に基づいた対策です。
- 施工の落とし穴: 自分で貼る(DIY)ことは推奨しません。気泡が入ったり、鍵(クレセント)周りだけ部分貼りしたりすると、強度が著しく低下し、意味をなさなくなります。必ず専門業者に依頼し、ガラス全面に施工してください。
- 費用相場: 施工費込みで1平方メートルあたり11,000円~13,000円程度です。
補助錠と防犯ブザー
窓の上下(サッシのレール部分)に「補助錠」を取り付けることで、万が一クレセント錠を開けられても窓が開かないようにします。
また、窓が開くと大音量のアラームが鳴る「防犯ブザー」を併用することで、侵入者をパニックに陥らせ、退散させることができます。
これらは数千円で導入できるため、コストパフォーマンスの非常に高い対策です。
【領域性の強化】光と音による威嚇
泥棒は「音」と「光」を極端に嫌います。これらを活用し、「この家は警戒レベルが高い」と思わせることが重要です。
センサーライトの戦略的配置
人が近づくと自動で点灯するセンサーライトは、侵入者の存在を周囲に知らせる効果があります。
防犯砂利による「音の結界」
庭や窓の下に「防犯砂利」を敷き詰めます。これは、踏むと粒同士が擦れ合って「ジャリジャリ」という大きな音が出る特殊な砂利です。
一般的な防犯砂利は、踏むと70~80デシベル(dB)の音が発生します。70dBは「セミの鳴き声」「やかんの沸騰音」、80dBは「走行中の電車内」に匹敵する騒音です。静まり返った夜の住宅街でこの音が鳴り響くことは、侵入者にとって最大の恐怖となります。
維持管理こそが最強の防犯 ~「生きている家」に見せる演出~
物理的な設備だけでなく、日々の維持管理(メンテナンス)も立派な防犯対策です。
人が管理している気配、「人の目」を感じさせることで、ターゲットリストから外させることができます。
植栽管理と視認性の確保
庭木や雑草が伸び放題になっていると、2つの悪影響があります。
- 隠れ場所の提供: 窓や玄関が道路から見えなくなり、泥棒が安心して侵入作業を行える死角を作ってしまいます。
- 不在のアピール: 「長期間誰も来ていない」ことが一目で分かり、侵入のハードルを下げます。
ポストと残留物の徹底管理
郵便受けからチラシが溢れている状態は、空き家であることの確実な証拠です。また、これらは放火の際の着火剤としても使われる危険性があります。
- 対策: ポストの投函口をテープ(養生テープなど跡が残りにくいもの)で塞ぎ、「投函禁止」のプレートを掲示します。転送届を出し、重要な郵便物は自宅に届くようにします。
- ゴミの処理: 敷地内に可燃ゴミや不用品を放置しないこと。これらは放火のリスクを高めるだけでなく、不法投棄を呼び寄せる原因(割れ窓理論)にもなります。
近隣住民との連携:見えないセキュリティ
最も強力な防犯システムは、実は「近隣住民の目」です。
- アクション: 両隣や向かいの家に挨拶に行き、「空き家になりますが、定期的に管理に来ます。もし不審な物音や人の出入りがあれば、警察に通報してください」と依頼しておきます。
- 効果: 近隣住民との良好な関係があれば、彼らが自然と監視役となり、異変にいち早く気づいてくれます。逆に、管理を怠り迷惑をかけ続けると、彼らは敵となり、行政への通報や損害賠償請求へと発展しかねません。
プロに任せる安心 ~セキュリティサービスと管理代行の徹底比較~
「毎月通うのは大変」「遠方で管理できない」という場合は、迷わず専門業者のサービスを利用すべきです。
費用はかかりますが、資産価値の維持、賠償リスクの回避、そして何より「心の安寧」を得るための必要経費です。
ホームセキュリティ大手2社のサービス比較
ALSOKとSECOMは、それぞれ空き家向けの専用プランを提供しています。最大の違いは「駆けつけサービス」の料金体系と「補償(保険)」の手厚さにあります。
| 項目 | ALSOK「るすたくサービス」 | SECOM「空き家監視サービス」 |
|---|---|---|
| 基本コンセプト | 管理(見回り)が主軸。セキュリティはオプション追加型。 | セキュリティ(機械警備)が主軸。管理はオプション。 |
| 月額料金(税込) | 基本(見回りのみ): 7,700円 セキュリティパック: 11,000円 | レンタルプラン: 7,700円~ 買取プラン: 4,700円~ |
| 初期費用(税込) | セキュリティパックなら 0円(ゼロスタートプラン) | レンタル: 約6.5万円 買取: 約47万円 |
| 駆けつけ料金 | オプション契約時、1回につき 3,300円 | 基本料金に含まれ、何度でも無料 |
| サービス内容 | 月1回の見回り、投函物整理が標準付帯。 セキュリティはセンサー感知で通報。 | 24時間センサー監視、火災監視が標準。 見回りや換気は別料金(1回約1万円)。 |
| 補償制度 | 要確認(プランによる) | 盗難・火災・破損に対する補償が付帯 (見舞金制度など手厚い) |
| こんな人におすすめ | ・まずは低コストで「管理」から始めたい ・初期費用を抑えて機械警備を入れたい | ・防犯性能と万が一の対応力を最重視したい ・駆けつけ費用を気にしたくない ・火災監視もセットで欲しい |
- ALSOKは、「管理」に重点を置いており、月1回の巡回報告が標準でついてくる点が魅力です。初期費用0円プランもあり、導入のハードルが低いのが特徴です。
- SECOMは、「防犯」に特化しており、駆けつけが無料である点や、万が一被害に遭った際の補償制度(盗難保険や建物損害見舞金)が標準で充実している点が強みです。空き家は一般の火災保険の適用が難しい場合があるため、この補償は大きなメリットとなります。
安価な空き家管理代行サービス
警備会社ほどの重装備は不要だが、定期的に様子を見てほしいという場合は、管理代行サービスが選択肢に入ります。
注意点
これらのサービスには「緊急時の駆けつけ」や「24時間監視」は含まれていません。あくまで「建物の劣化防止」と「近隣対策」が主目的となります。
アクションプラン ~今日から始める防犯ロードマップ~
最後に、ここまで学んだ内容を行動に移すための具体的なステップを提示します。
- 現地確認: 建物の外周を歩き、壊れた箇所、雑草の状況、侵入されそうな足場(室外機や物置)がないか確認する。
- 貴重品の完全撤去: 現金、貴金属はもちろん、個人情報書類、仏具、転売できそうな家電製品を全て持ち帰る。
- 戸締まりと整理: 全ての窓のクレセント錠をロックし、補助錠を取り付ける。ポストのチラシを回収し、投函口を塞ぐ。
インフラの整備
・電気:センサーライトやカメラ、換気扇のために契約は残す(アンペア数は下げてOK)。
・水道:管理作業(清掃・通水)のために残すのが望ましい。
・ガス:火災リスク低減のため、閉栓(解約)を推奨。
物理対策の施工
・専門業者に依頼し、1階の窓全てに防犯フィルムを貼る。
・玄関、勝手口、死角となる場所にセンサーライトと防犯カメラを設置する。
・庭に防犯砂利を敷く。
年間スケジュールの策定
・自分で管理する場合:月1回の訪問日を決める。夏場(5月~10月)は雑草対策の頻度を上げる。
・委託する場合:ALSOKやSECOM、管理会社に見積もりを取り、契約する。年間10万~15万円程度の維持費は、固定資産税の増額リスクや損害賠償リスクと比較すれば、必要な「保険料」と捉えるべきです。
結論:防犯対策は「未来への投資」
空き家の防犯対策は、単に泥棒を防ぐだけのものではありません。
それは、不法投棄や放火による近隣トラブルを防ぎ、特定空家指定による増税を回避し、将来的にその家を売却・活用するための「資産価値」を守る行為です。
放置すれば、家はただの「リスク(負動産)」となります。しかし、適切な手を打てば、それは家族の思い出を刻んだ大切な「資産」として残り続けます。
不安を抱えたまま過ごす日々から抜け出すために。まずは、ポストの投函口をテープで塞ぐ、その小さな一歩から始めてみてください。
あなたの行動が、家の未来と、あなた自身の心の平穏を守ることになります。









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