【防犯専門家が解説】痴漢・盗撮から身を守る。今日からできる予防策と被害時の全対処法

目次

はじめに:あなたの「じぶん防犯」意識を高めるために

じぶん防犯代表、防犯設備士の守です。セキュリティ関連企業に10年以上勤務し、家庭用・業務用を問わず、数多くの防犯対策に携わってきました。

この記事では、私の知識と経験を総動員し、痴漢や盗撮という卑劣な犯罪からご自身の身を守るための、具体的で実践的な方法を余すところなくお伝えします。

まず、この記事を読むにあたって最も大切なことをお伝えします。それは、痴漢や盗撮の被害に遭うのは、決してあなたが悪くないということです。

悪いのは100%、加害者です。服装や行動が原因なのではなく、犯罪を行う加害者にすべての責任があります。この記事は、万が一の事態に備えるための「知識のお守り」であり、決して被害に遭った方を責めるものではありません 。

この記事を最後まで読んでいただければ、明日から、いえ、今日からすぐに実践できる予防策、被害に遭った時や目撃した時の冷静な対処法、そしてあなたを支える多くの相談窓口の存在を知ることができます。

知識は、あなたを、そしてあなたの周りの大切な人を守る最強の盾になります。

『痴漢』—満員電車や人混みに潜む危険への完全対策

ここでは、特に被害が多発する電車内での痴漢に焦点を当て、その手口の分析から具体的な予防策、そして被害時・目撃時の行動までを段階的に解説します。

痴漢が狙う「場所」と「状況」を知る

防犯の基本は、まず敵を知ることから始まります。痴漢加害者は、無差別に犯行に及んでいるわけではありません。彼らが犯行に及びやすい「場所」と「状況」には、明確なパターンが存在します。

データによれば、痴漢被害は通勤ラッシュがピークとなる午前7時から8時台に集中しています 。

https://www.chikanbokumetsu.metro.tokyo.lg.jp/pdf/report-02.pdf?utm_source=chatgpt.com
出典:令和5年 痴漢被害実態調査報告書 東京都

この時間帯は、車内の混雑が加害者の匿名性を高め、他人の身体に接触しても不自然に思われにくい状況を作り出すためです。この「魔の時間帯」を意識することが、対策の第一歩となります。

さらに、電車の一両の中でも、特に危険性が高い「ホットスポット」が存在します。

  • ドア付近: 最も混雑し、加害者が体を密着させやすい場所です。さらに、犯行後に駅で素早く逃走できるため、加害者に好まれます 。特に、急行や快速など停車駅の間隔が長い路線や、停車しても開かない側のドア付近は、被害が継続しやすいため注意が必要です 。
  • 車両の端(連結部に近いところ): 車両の隅は奥まっており、他の乗客の視線が届きにくい死角となりがちです。被害者が逃げ場を失いやすく、加害者が犯行に及びやすい空間と言えます 。
  • 大きな駅の改札口に近い車両: 多くの人が乗り降りするため混雑が激しく、加害者が人混みに紛れ込みやすい環境です 。

これらの危険な場所には共通点があります。

それは「加害者の匿名性が保たれる」「身体的接触が容易である」「確実な逃走経路が確保できる」という3つの要素です。

加害者は衝動的に行動しているように見えて、実は無意識のうちに自らのリスクが最も低い場所を計算して選んでいます。

この心理を逆手に取り、意識的にこれらの場所を避けること、つまり加害者のとって「都合の悪い」場所に身を置くことが、極めて有効な予防策となるのです。

被害を未然に防ぐための具体的な予防行動

危険な場所と状況を理解した上で、次に被害を未然に防ぐための具体的な行動に移りましょう。

少しの意識と工夫で、被害に遭うリスクを大幅に減らすことができます。

戦略的な行動調整
  • 女性専用車両の活用: もし利用可能な路線であれば、最もシンプルかつ効果的な対策です。物理的に加害者と接触する機会を減らすことができます 。
  • 乗車位置・時間の変更: 毎日決まった時間に同じ車両に乗ることは、あなたの行動パターンを加害者に予測させ、ターゲットにされるリスクを高める可能性があります。可能であれば時差通勤を試みる、乗る車両を時々変えるといった工夫は、予測可能性を断ち切る上で有効です 。
  • 周囲の状況を常に確認: スマートフォンに夢中になったり、イヤホンで音楽を聴き続けたりしていると、周囲への注意が散漫になり、加害者に「この人は警戒心が薄い」という印象、つまり「スキ」を与えてしまいます 。車内では時折顔を上げ、周囲を見渡す意識を持つことが大切です。
「スキを見せない」ための自己演出
  • 毅然とした態度: 痴漢加害者は、反撃してこない、おとなしい相手を選ぶ傾向があります 。背筋を伸ばして立つ、新聞や本を少し広げて読むなど、周囲に警戒しているという毅然とした態度を示すだけでも、加害者に「この人は面倒そうだ」と思わせる抑止力になります 。
  • 防犯ブザーの「見せる」活用: 防犯ブザーは、いざという時に鳴らすためのものですが、それだけではありません。バッグの持ち手など、あえて目立つ場所につけておくことで、「私は防犯意識が高い」「何かあればすぐに鳴らす」という無言のメッセージを発信し、加害者を躊躇させる効果が期待できます 。
  • 物理的な防御壁の構築: 混雑した車内では、リュックサックを前に抱える「前抱え」や、大きめのトートバッグを自分と隣の人の間に置くことで、物理的なスペースを確保し、不必要な身体接触を防ぐことができます 。

これらの予防行動は、単に危険を避けるという消極的なものではありません。

加害者がリスクを嫌うという心理を利用し、「私は簡単なターゲットではない」と積極的にアピールする、いわば心理的な抑止力です。

被害者になる可能性を減らすのではなく、自らを「攻撃しにくい標的(ハードターゲット)」へと変える、より能動的で力強い防犯の考え方なのです。

もし被害に遭ってしまったら…その場で取るべき3ステップ

どれだけ注意していても、被害に遭ってしまう可能性はゼロではありません。もしもの時にパニックにならないよう、取るべき行動を3つのステップで覚えておきましょう。

ステップ1:即時的かつ低リスクな抵抗(意思表示)

恐怖や驚きで声が出せないことは、決して珍しいことではありません。

そのような時は、まず小さな動きで「不快である」という意思表示をすることから始めましょう。

例えば、体を少しずらす、肘を張ってスペースを作る、持っているカバンで触られている部分をガードするなどです 。

これだけの小さな抵抗でも、相手が「気づかれた」と感じて行為を止める場合があります。

逆に、何もせずに我慢していると、加害者が「この人は抵抗しない」と判断し、行為をエスカレートさせる危険性があるため、初期の意思表示は非常に重要です 。

ステップ2:対応のエスカレーション(周囲への通知)

意思表示をしても行為がやまない場合は、勇気を出して次の行動に移します。

  • 声を出す: 「やめてください!」「痴漢です!」とはっきり叫ぶのが最も効果的です。周囲の人々に異常事態を知らせ、助けや協力を求めることができます 。
  • 犯人の手を掴む: これは非常に勇気がいる行動ですが、痴漢罪が現行犯でなければ検挙が難しいという側面を考えると、犯人を逃さないための最も確実な方法の一つです。もし手を掴むなら、犯人の手首を掴み、自分の手前に引きながら上に持ち上げるようにすると、相手の力が入りにくく、振り払われにくいとされています 。
  • 次の駅で降りる: 抵抗が難しい、身の危険を感じる、という場合は、無理に車内で対決する必要はありません。目的の駅でなくても、すぐに電車を降りて、ホームにいる駅員や警備員に助けを求めましょう 。

ステップ3:テクノロジーの活用(ツールの活用)

声が出せない状況でも、あなたを助けてくれるツールがあります。

  • 防犯ブザー/アラーム: 声の代わりに、ブザーを鳴らすことで大音量で周囲の注意を引くことができます。痴漢撃退に特化したブザーもあります 。
  • 防犯アプリの活用: 警視庁の公式アプリ「Digi Police」などには、痴漢撃退機能が搭載されています。この機能を使うと、スマートフォンの画面に「痴漢です 助けてください」といったメッセージが表示され、同時に音声が再生されます。声を出さずに、周囲に助けを求めることができる非常に有効な手段です 。

あなたが『目撃者』になった時にできること

もしあなたが、車内で痴漢の現場を目撃してしまったら。その時、あなたはどうしますか。

「関わりたくない」「怖い」と感じるかもしれません。しかし、あなたの少しの勇気が、被害者を救い、次の犯罪を防ぐことに繋がります。傍観者にならないでください 。

被害者は恐怖で声も出せず、体が固まってしまっているのかもしれません。そのような状況で、周囲の誰かが行動を起こしてくれることは、何よりも心強い助けになります。

これは、被害者個人の問題ではなく、公共空間の安全を社会全体で守るという「社会的なシステム」を機能させるということです。あなたもその重要な一員なのです。

目撃者が取れる具体的な行動
  • 声をかける: 最もシンプルで、かつ非常に効果的なのが「大丈夫ですか?」と被害者に声をかけることです。この一言で、加害者は「自分の行為が見られている」と認識し、犯行を中断せざるを得なくなります 。
  • アプリを見せる: 被害者が声を出せない状況だと察したら、自分のスマートフォンで防犯アプリを起動し、「ちかん されていませんか?」といった表示画面をそっと見せることも有効な支援です 。
  • 車内非常通報器の活用: 痴漢行為を目撃したら、ためらわずに最寄りの非常通報器を押して、乗務員に状況を伝えてください。重要なのは、多くの鉄道会社では、この通報ボタンを押しただけでは列車は急停車しないということです 。あくまで乗務員と通話するための装置なので、安全に使うことができます。都営地下鉄などでは、設置場所を示す「SOSステッカー」も掲示されています 。
  • 駅員への通報: 列車が駅に到着したら、すぐにホームの駅員や巡回中の警察官に「○号車のドア付近で痴漢がありました」など、できるだけ具体的に状況を伝え、協力を求めましょう 。

たった一言、たった一つの行動が、犯人の匿名性を打ち砕き、その場の空気を変える力を持っています。

安全な社会は、私たち一人ひとりの小さな勇気の積み重ねによって作られていくのです。

『盗撮』—巧妙化する手口と見抜くための視点

次に、もう一つの卑劣な性犯罪である「盗撮」について解説します。スマートフォンを使った手軽な犯行から、日常生活品に偽装された超小型カメラによる悪質な犯行まで、その手口は巧妙化・多様化しています。

公共の場とプライベート空間の両方で身を守るための具体的な対策を学びましょう。

盗撮犯罪の現在地:公共の場からプライベート空間まで

まず知っておくべきは、盗撮が重大な犯罪であるという事実です。かつては各都道府県の迷惑防止条例で主に取り締まられていましたが、社会的な問題意識の高まりを受け、2023年7月13日に「性的姿態撮影等処罰法」(通称:撮影罪)が施行されました。

これにより、同意なく人の性的な姿態などを撮影する行為は、国としてより厳しく罰せられることになりました 。

公共空間に潜む脅威

駅の階段やエスカレーター、電車内などで、スマートフォンや小型カメラをカバンに忍ばせ、スカート内などを狙う手口は後を絶ちません 。

近年では、スマートフォンのシャッター音を無音化するアプリが悪用されるため、被害者がその場で気づくことが非常に困難になっています 。

プライベート空間への侵食

しかし、本当に恐ろしいのは、盗撮の脅威がプライベートな空間にまで侵食していることです。

ホテルや民泊、賃貸物件、会社の更衣室、公衆トイレなどに、日常生活品に偽装した超小型カメラが設置されるケースが報告されています 。

これらのカメラは、火災報知器、掛け時計、ACアダプター、充電器、ペン、置き物など、あらゆるものに巧妙に仕込まれています 。

レンズは直径1mm程度の小さな穴があれば設置可能で、肉眼で発見することは極めて困難です 。

この現実は、私たちの防犯意識に大きな変革を迫ります。これまでは「公共の場=危険」「自宅=安全」という境界線がありましたが、小型カメラの普及により、その境界は曖昧になりつつあります。

脅威は、見知らぬ他人だけでなく、宿泊施設のオーナーや前の宿泊客、賃貸物件の管理者など、予期せぬ人物からもたらされる可能性があるのです。

もはや、かつてセキュリティ専門家が行っていたような「部屋の安全確認」の知識が、一般の人々にとっても必要なスキルとなりつつあるのです。

外出先で身を守るためのチェックポイント

公共の場で盗撮被害に遭わないためには、周囲への警戒が基本となります。

  • 状況認識と物理的防御: エスカレーターや階段では、後ろに人がいる場合、バッグを体の後ろ側に持つなどして、物理的に撮影されるスペースをなくす意識が有効です。また、書店で本を探すふりをしてかがんだ女性を狙うといった手口も存在するため、低い姿勢になるときは特に周囲への注意を払いましょう 。
  • 不審者への警戒: 空いている場所で不自然に距離を詰めてくる、同じ場所を行き来するなど、挙動不審な人物には警戒し、速やかにその場を離れるのが最善の策です 。
  • 五感を研ぎ澄ます: 混雑した場所ではイヤホンの使用を控え、周囲の音に注意を払いましょう。不審なシャッター音や、スマートフォンを不自然な角度で構えている動きに敏感になることが、被害の未然防止に繋がります 。

自宅や宿泊先での盗撮対策

ホテルや民泊、新しい賃貸物件など、プライベートな空間での安全を確保するためには、より積極的な確認作業が求められます。

入室時の安全確認

入室したら、まず以下の場所を重点的に確認する習慣をつけましょう。

  • 不審な電源タップや充電器: 見覚えのないものや、部屋の備品として不自然なデザインのものは、安易に使用せず、コンセントから抜いておきましょう。これらはカメラが偽装されやすい代表的なアイテムです 。
  • 天井や壁の備品: 煙探知機、エアコン、掛け時計、ルーター、コンセントやスイッチのプレートなどに、不自然な小さな黒い点(レンズ)や穴がないか、注意深く観察します。スマートフォンのライトを当てると、レンズが反射して見つけやすくなることがあります。
  • 置物やぬいぐるみ: 部屋に置かれている装飾品なども、カメラが仕込まれやすいポイントです。

防御のためのテクノロジー活用

  • 盗撮・盗聴発見器の利用: 市販の発見器には、カメラが発する電波を検知する「電波検知式」と、レンズに特殊な光を当てて反射を見つける「レンズ発見式」の2種類があります 。数千円程度から購入可能で、旅行や引っ越しの際に一つ持っておくと、大きな安心に繋がります。
  • スマートフォンカメラでの簡易チェック: 部屋を完全に真っ暗にした状態で、スマートフォンのカメラ(特に赤外線に反応しやすいインカメラが有効な場合があります)を起動し、室内をゆっくりと写します。もし画面上に不審な光る点が見えたら、そこに赤外線カメラが隠されている可能性があります。

シンプルかつ効果的な物理的バリア

  • ドアスコープカバー: 自宅のドアスコープは、外から特殊なレンズを使えば室内を覗き見される危険性があります。自分が使う時以外は、マグネット式のカバーやテープで物理的に塞いでおくことが有効な対策です 。
  • ウェブカメラカバー: パソコンやタブレットの内蔵カメラも、ウイルス感染などによるハッキングで遠隔操作され、盗撮されるリスクがあります。使用しない時は、物理的なスライド式カバーを取り付けておくのが最も確実な防御策です 。

被害に遭った後、あなたを支える相談窓口

万が一、痴漢や盗撮の被害に遭ってしまった場合、その精神的なダメージは計り知れません。

しかし、決して一人で抱え込まないでください。あなたを支え、心と体の回復への道を共に歩んでくれる公的・民間の相談窓口が数多く存在します。

決して一人で抱え込まないでください

被害の経験を誰かに話すことは、非常につらく、勇気がいることです。

しかし、専門的な知識を持った相談員に話を聞いてもらうことは、心の負担を大きく軽減し、法的な手続きや医療的なケアなど、次に進むべきステップを整理するための大きな力になります。

「恥ずかしい」「自分が悪かったのかもしれない」

と思う必要は全くありません。悪いのは100%加害者です。泣き寝入りはせず、あなたには頼れる場所があるということを知ってください 。

警察への相談とその後の流れ

警察は、犯罪捜査の専門機関であると同時に、被害者を支援するための重要な窓口でもあります。

緊急時と相談で窓口を使い分ける
  • 緊急時は迷わず110番: 身の危険が迫っている、犯人がまだ近くにいるといった緊急の場合は、ためらわずに110番通報してください。
  • 性犯罪被害相談電話「#8103(ハートさん)」: これは全国共通の短縮ダイヤルで、電話をかけた地域を管轄する警察の性犯罪被害相談窓口に直接繋がります。専門の知識を持った警察官が対応し、匿名での相談も可能です。「いきなり警察署に行くのは抵抗がある」という場合に、まず電話で相談できる心強い存在です 。
被害届を出した後の流れ

警察に被害を届け出ると、犯人検挙のための捜査が始まります。その過程では、被害者のプライバシーと心情に最大限配慮した対応がなされます 。

  • 事情聴取: 事件の状況について詳しく話を聞かれますが、可能な限り、被害者が希望する性別の警察官が対応してくれます 。
  • 証拠品の確認: 被害に遭った時に着ていた衣服や持ち物は、犯人特定に繋がる重要な証拠が見つかる可能性があるため、一時的に預かる場合があります 。
  • 現場確認・再現見分: 被害当時の状況を再現して捜査することがありますが、精神的につらいと感じた場合は、いつでも担当の警察官に伝えることができます。無理強いされることはありません 。

警察以外の専門支援機関

警察だけでなく、医療、心理、法律など、様々な側面から被害者を総合的にサポートしてくれる専門機関があります。

ワンストップ支援センター

性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター「#8891(はやくワンストップ)」
この全国共通ダイヤルは、まさに「駆け込み寺」のような存在です。電話一本で、産婦人科での医療的支援(緊急避妊や性感染症検査など)、カウンセリングなどの心理的支援、法律相談、警察への同行支援といった、被害直後に必要なあらゆるサポートを一つの窓口で調整・提供してくれます。被害に遭ってどうしていいかわからない時に、まず電話すべき場所です 。

民間の支援団体(NPO法人など)

警察や行政機関とは別に、より被害者の視点に立ち、中長期的できめ細やかなサポートを提供している民間の支援団体が全国に数多く存在します。

mimosas(ミモザ)
弁護士や臨床心理士などの専門家が監修し、ウェブメディアを通じて特に10代・20代の若年層に向けて性暴力に関する正確な情報を届けています。被害者が孤立せず、正しい知識を得て選択肢を持てるように支援する活動を行っています 。

NPO法人レイプクライシスセンターTSUBOMI
性暴力被害に特化した相談窓口で、長年にわたり電話やメールで無償の相談を受け付けています。必要に応じて医療機関や法律相談に繋ぐなど、被害者に寄り添った支援を続けている信頼できる団体です 。

各都道府県の被害者支援センター
全国の各都道府県には、犯罪被害全般に関する相談を受け付ける「被害者支援センター」が設置されています。電話相談のほか、裁判所への付き添い支援なども行っています 。

全国の性犯罪・性暴力被害者のための相談窓口一覧

あなたがお住まいの地域で利用できる相談窓口を探せるよう、主要な窓口を一覧にまとめました。情報は変更される可能性があるため、利用の際は各団体のウェブサイトもご確認ください。

スクロールできます
都道府県団体名/窓口名相談電話番号主な相談受付時間・曜日ウェブサイト/備考
全国共通警察 性犯罪被害相談電話#8103各都道府県警察による発信地を管轄する警察の相談窓口に繋がります 。
全国共通ワンストップ支援センター#889124時間365日対応の窓口も多い医療・心理・法的支援等を一括提供します 。
北海道公益社団法人北海道家庭総合カウンセリングセンター0138-85-8825月~金 10:00~17:00
青森県公益社団法人あおもり被害者支援センター017-777-8349 (性暴力専用)月~金 9:00~17:00
岩手県公益社団法人いわて被害者支援センター019-601-3026月~金 10:00~17:00 (性暴力は24h)
宮城県公益社団法人みやぎ被害者支援センター0120-556-460 (性犯罪専用)月~金 10:00~16:00
秋田県公益社団法人秋田被害者支援センター0800-8006-410 (性犯罪専用)月~金 10:00~19:00
山形県公益社団法人やまがた被害者支援センター023-665-0500 (性被害専用)月~金 10:00~19:00
福島県公益社団法人ふくしま被害者支援センター024-563-3722 (性暴力等専用)月~金 9:00~17:00
茨城県公益社団法人いばらき被害者支援センター029-350-2001月~金 10:00~16:00
栃木県公益社団法人被害者支援センターとちぎ028-643-3940月~金 10:00~16:00
群馬県被害者支援センターすてっぷぐんま027-329-6125 (性犯罪被害)月~金 9:00~17:00
埼玉県埼玉犯罪被害者援助センター048-839-8341 (性犯罪被害)月~金 8:30~17:00
千葉県NPO法人 千葉性暴力被害支援センターちさと043-222-997724時間365日
東京都性暴力救援ダイヤルNaNa03-5577-389924時間365日
神奈川県かながわ性暴力被害者支援センター「かならいん」#8891 または 045-322-737924時間365日
新潟県公益社団法人にいがた被害者支援センター025-281-1020 (性暴力等専用)24時間365日
富山県公益社団法人とやま被害者支援センター#8891 または 0120-8891-7724時間365日
石川県いしかわ性暴力被害者支援センター「パープルサポートいしかわ」076-223-8955月~金 9:00~17:00
山梨県公益社団法人被害者支援センターやまなし055-222-5562 (性犯罪被害)月~金 9:00~17:00
長野県認定NPO法人長野犯罪被害者支援センター026-235-712324時間365日
岐阜県ぎふ性暴力被害者支援センター058-215-834924時間365日
静岡県SORA(そら)054-255-8710月~金 8:30~20:00、土 8:30~13:00
愛知県ハートフルステーション・あいち0570-064-81024時間365日
三重県みえ性暴力被害者支援センター「よりこ」059-253-4115月~金 9:00~19:00
滋賀県おうみ犯罪被害者支援センター090-2599-310524時間365日
京都府京都性暴力被害者ワンストップ相談支援センター「京都SARA」075-222-771124時間365日
大阪府性暴力救援センター・大阪SACHICO072-330-079924時間365日
兵庫県性暴力被害者支援センター・ひょうご078-367-7874月~土 10:00~16:00
奈良県なら性暴力被害者支援センター0742-81-311824時間365日
広島県性暴力被害者支援センター「広島HOPES」082-298-787824時間365日
福岡県公益社団法人福岡犯罪被害者支援センター#889124時間365日
沖縄県公益社団法人沖縄被害者支援ゆいセンター#889124時間365日

おわりに:『じぶん防犯』は、未来のあなたを守る力

この記事を通じて、痴漢・盗撮という犯罪から身を守るための具体的な知識をお伝えしてきました。最後に、大切なポイントをもう一度確認しましょう。

  • 痴漢・盗撮は、加害者の心理や手口を知ることで、予防できる可能性が格段に高まります。
  • スキを見せない」という意識と、乗車位置の選択や防犯グッズの活用といった具体的な予防行動が、あなたを守る有効な盾となります。
  • もし被害に遭った時、あるいは目撃した時は、恐怖の中でも「声を出す」「体をずらす」といった小さな行動が、状況を変える大きな一歩になります。
  • そして何よりも、あなたは一人ではありません。警察、ワンストップ支援センター、そして全国のNPOなど、あなたに寄り添い、支えてくれる多くの専門家がいます。どうか、一人で抱え込まないでください。

防犯とは、ただ危険を恐れて生活を制限することではありません。正しい知識を身につけ、賢く備えることで、不必要な不安から解放され、より安心して日常を送るための知恵です。

この記事でお伝えした知識が、あなたの日常に少しでも多くの安心をもたらし、万が一の際にはあなた自身と、あなたの周りの大切な人を守る力となることを心から願っています。

『じぶん防犯』の意識を心に、明日からもどうぞ安全にお過ごしください。

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この記事を書いた人

セキュリティ関連企業に10年以上勤務し、現場スタッフから管理職まで幅広い経験を積んできた防犯のスペシャリスト、防犯設備士(資格番号 第2〇-3〇〇〇〇号)

現場対応から、商品選定やスタッフ教育、サービス設計まで、防犯の最前線と裏側の両方を知るプロフェッショナル。

「みんなの安全」を掲げながら、実際には自社製品への誘導に偏る情報に疑問を抱き、中立的で本当に生活者の役に立つ防犯情報を届けるべく、情報発信プラットフォーム【じぶん防犯】を立ち上げる。

「昨日の最適が今日も最適とは限らない」
「じぶんでできる楽しい防犯」

という信念のもと、最新の犯罪動向と技術に常にアンテナを張り、個人が自ら選び、守れる防犯知識と実践方法を日々発信している。

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