じぶん防犯

【防犯設備士が解説】お金をかけない防犯対策15選|空き巣が嫌がる家の作り方

「空き巣が心配だけど、防犯にお金をかける余裕がない…」そんな悩みを持つ方は少なくありません。

しかし、警察庁の統計によると住宅侵入の約半数は「無施錠」、つまり鍵のかけ忘れという"コストゼロ"で防げるミスが原因です。お金をかけなくても、正しい知識と日々の習慣だけで空き巣のリスクは大きく下げられます。(出典:警察庁「住まいる防犯110番」

本記事では、防犯設備士としての実務経験をもとに、お金をかけない防犯対策15選を徹底解説します。コストゼロの習慣対策から在宅偽装テクニック、5,000円以下の低コストグッズまで、この1記事で「空き巣が嫌がる家」の作り方がわかる内容です。

【結論】お金をかけない防犯対策15選|一覧チェックリスト

まずは結論です。お金をかけない防犯対策15選を一覧表にまとめました。各対策の詳しい解説は記事内の該当セクションをご覧ください。

No対策カテゴリコスト難易度
1窓・玄関・勝手口すべてを施錠する習慣0円★☆☆
2郵便物・新聞を溜めない習慣0円★☆☆
3SNSに外出情報を投稿しない習慣0円★☆☆
4家周りの見通しを良くする習慣0円★★☆
5ご近所と挨拶・声かけの関係を作る習慣0円★★☆
6タイマー照明で夜間も点灯させる在宅偽装0円〜★☆☆
7防犯ステッカーを玄関・窓に貼る在宅偽装0円〜★☆☆
8テレビ・ラジオのタイマーで生活音を出す在宅偽装0円★☆☆
9表札・カーテンで生活情報を隠す一人暮らし0円★☆☆
10鍵の管理を徹底する習慣0円★☆☆
11窓用補助錠を取り付けるグッズ500〜2,000円★☆☆
12防犯フィルムを窓に貼るグッズ3,000〜5,000円★★☆
13サムターンカバーを付けるグッズ500〜1,500円★☆☆
14センサーライトを設置するグッズ1,000〜3,000円★☆☆
15防犯砂利を敷くグッズ1,000〜3,000円★★☆
  • 対策1〜10はコストゼロ。今日から始められる習慣と工夫です
  • 対策11〜15は5,000円以下の低コスト投資。組み合わせることで「侵入に5分以上かかる家」を実現できます
  • 最も重要なのは対策1(施錠の徹底)。住宅侵入の約半数は無施錠が原因です

はじめに:お金をかけずに、今日から始める「じぶん防犯」

防犯設備士として10年以上、住宅の防犯診断に携わってきました。その経験から断言できるのは、「防犯はお金をかければいいというものではない」ということです。

高価なセキュリティシステムを導入していても、窓の鍵を閉め忘れていれば意味がありません。逆に、お金をかけなくても、泥棒の心理を理解し正しい習慣を身につけるだけで、空き巣のリスクは劇的に下がります。

この記事では「お金をかけない」「自分でできる」をキーワードに、防犯のプロが本当に効果があると考える対策だけを厳選しました。

空き巣の心理を知る〜泥棒が「嫌がる家」の4大原則〜

効果的な防犯対策を立てるには、まず泥棒の心理を理解することが大切です。空き巣犯が「この家はやめておこう」と思う家には、共通する4つの特徴があります。

これを「防犯の4原則」と呼びます。

  1. 時間:侵入に時間がかかる家は狙わない。5分以上かかると約7割が諦める
  2. :明るい場所での犯行は避ける。暗闇を好む
  3. :大きな音が出る環境を嫌う。音は「発見される」リスクを高める
  4. 人の目:近隣の目が行き届く家は避ける。「見られている」感覚が最大の抑止力

つまり、お金をかけなくても「侵入に時間がかかり、明るく、音が出て、人の目がある」環境を作れば、空き巣が嫌がる家になるのです。以降の対策は、すべてこの4原則に基づいています。

データで見る住宅侵入のリアルな手口【最新統計】

対策を立てる前に、実際の犯罪データを確認しましょう。2025年確定値(2026年2月時点の最新データ)を整理しました。

項目数値
侵入窃盗の認知件数(全体)47,233件(2025年・前年比+9.8%)
うち一戸建て住宅約4割
侵入経路で最多窓(約53%)
玄関からの侵入約18%
無施錠による侵入約51%

(出典:警察庁「住まいる防犯110番」警察庁「犯罪統計資料」

このデータから見えるのは、「無施錠」と「窓からの侵入」が圧倒的に多いという事実です。裏を返せば、施錠の徹底と窓対策だけで、侵入リスクの大部分をカバーできるということです。

侵入窃盗の件数は2002年のピーク時(約33万件)から大幅に減少していますが、2022年以降は4年連続で増加に転じています。「うちは大丈夫」と油断せず、日々の対策を心がけましょう。

より詳しい犯罪データは侵入窃盗の統計データまとめをご覧ください。

コストゼロでできる防犯習慣5選|毎日の行動が最強の盾

ここからは、お金をかけずに今日から始められる防犯習慣を5つ紹介します。

対策1. 施錠の徹底:「ちょっとだけ」が命取りになる理由

住宅侵入の約半数は「無施錠」が原因です。「ちょっとゴミ出しに」「近所のコンビニまで」という油断が空き巣を呼びます。

  • すべての窓・玄関・勝手口を施錠する。見落としやすいトイレ・浴室・2階の窓も忘れずに
  • 外出時は声出し確認がおすすめ。「リビングの窓OK、寝室OK」と確認すると漏れを防げます
  • 窓のクレセント錠だけでは不十分。ワンドアツーロック(1つの窓に2つの鍵)が基本です
  • 就寝時の施錠も忘れずに。居空き(在宅中の侵入)は侵入窃盗全体の約25%を占めます

対策2. ポスト・郵便物の管理術:「留守」を宣伝しないコツ

郵便受けに溜まった郵便物やチラシは、「この家は留守です」と宣伝しているようなものです。

  • 郵便受けは毎日チェックし、チラシも含めてこまめに回収する
  • 長期不在時は郵便局に不在届を提出(最長30日間保管可能)
  • 新聞を購読している場合は、旅行前に配達休止を連絡する
  • 宅配ボックスの活用で、不在時の荷物放置を防ぐ

長期休暇時の対策は長期休暇の空き巣対策ガイドで詳しく解説しています。

対策3. SNS・洗濯物の管理:生活パターンを読ませない

空き巣犯はSNSや日常の観察から、住人の生活パターンを把握しようとします。

  • 旅行中のリアルタイム投稿はNG。「今ハワイです!」は「家は空いています!」と同じ意味です
  • 写真の位置情報をオフに設定し、自宅の特定を防ぐ
  • 洗濯物を長時間干しっぱなしにしない。何日も同じ洗濯物が干されていると不在のサインに
  • 特に女性の下着類は室内干しを徹底する

SNS投稿と防犯の関係についても参考にしてください。

対策4. 家周りの整理整頓:泥棒の「隠れ場所」と「足場」をなくす

手入れされていない家は「防犯意識が低い」と見なされ、空き巣に狙われやすくなります。

  • 庭木は低めに剪定し、外から家の周囲が見通せるようにする
  • 脚立やプランター台など、2階への足場になるものを放置しない
  • エアコンの室外機の上に荷物を置かない(足場になる)
  • ゴミ出し日を守る。ゴミ収集日にゴミが出ていないと不在のサインに
  • 玄関周りのマーキング(見慣れないシール・印)を見つけたら即座に除去する

対策5. ご近所の「目」が最強の監視カメラ:地域とのつながり

空き巣犯が最も恐れるのは「人の目」です。日頃からご近所との関係を築くことが、実は最も強力な防犯対策になります。

  • 挨拶を交わす関係があるだけで、見慣れない人物に気づきやすくなる
  • 長期不在時は信頼できるご近所に一声かける。異変があった場合の連絡先を共有する
  • 自治体の防犯パトロールや防犯メールに参加・登録する
  • 不審者・不審車両を見かけたら、ためらわず110番通報する

ご近所付き合いと防犯力の関係についても詳しく解説しています。

「在宅偽装」で侵入を諦めさせるテクニック3選

空き巣の多くは「留守の家」を狙います。逆に言えば、在宅に見せかけるだけで侵入リスクは大幅に下がります。ここでは、コストゼロまたは最小限の費用でできる在宅偽装テクニックを3つ紹介します。

対策6. 光のタイマー活用術:不在時も「生活感」を演出する

夜間にまったく照明がつかない家は、不在を知らせるサインです。

  • タイマー機能付きの照明スマートプラグを使い、夜間に自動点灯させる
  • リビングだけでなく、2階の照明も交互に点灯させるとより自然に
  • 毎日同じ時間に点灯・消灯するより、少しずらすと在宅感が増す
  • 手持ちの照明にタイマー機能がなくても、コンセントタイマー(数百円〜)で対応可能

対策7. 視覚で威嚇する:防犯ステッカーとダミーカメラの正しい使い方

「防犯カメラ作動中」「セキュリティシステム導入済み」のステッカーは、それだけで犯行を思いとどまらせる効果があります。

  • 防犯ステッカーは玄関と道路側の窓に貼るのが効果的
  • ダミーカメラを設置する場合は、本物に近いデザインを選ぶ。安価すぎるものは逆効果の場合も
  • ただし、ダミーカメラだけに頼るのは危険。あくまで他の対策と組み合わせて使う
  • ステッカーは劣化すると逆に「メンテナンスされていない家」と見なされるため、定期的に貼り替える

対策8. テレビ・ラジオの音声タイマーで「在宅感」を演出

在宅偽装は照明だけではありません。生活音も重要なポイントです。

  • テレビやラジオのタイマー機能を使い、日中に音が流れるよう設定する
  • 特にラジオは人の声が自然に流れるため、在宅偽装に効果的
  • 電力消費も少ないため、つけっぱなしにしても負担は最小限
  • 音量は「家の中にいる人が聞いている」程度の自然な音量に設定する

やってはいけない防犯対策のNG行動3選

良かれと思ってやっている防犯対策が、実は逆効果になっていることがあります。防犯設備士として現場で見てきた「よくあるNG行動」を紹介します。

NG1. 鍵の隠し場所は泥棒に見破られている

「玄関マットの下」「植木鉢の中」「メーターボックスの裏」——こうした定番の隠し場所は、空き巣犯も当然知っています。

  • 鍵の隠し場所はプロなら1分で見つけます。隠す場所がバレれば、無施錠と同じ状態です
  • 合鍵は家族にだけ渡し、隠し場所を作らないのが原則
  • スマートロックの導入で物理的な鍵の持ち歩き自体をなくすという選択肢もあります

NG2. SNSのリアルタイム投稿が空き巣を呼ぶ

旅行中の写真をリアルタイムでSNSに投稿する行為は、大きな防犯リスクです。

  • 「今、沖縄に来ています!3泊4日の旅行です」→ 自宅が3日間は確実に留守という情報を公開していることに
  • 友人限定の投稿でも、友人の友人を経由して情報が漏れるリスクがある
  • 旅行の写真は帰宅後にまとめて投稿する習慣をつけましょう

NG3. 「うちは大丈夫」という過信が最大のリスク

「うちは被害に遭ったことがないから大丈夫」という考えが、最も危険です。

  • 空き巣犯はターゲットを「選んで」犯行に及びます。防犯意識の低い家ほど狙われやすい
  • 閑静な住宅街ほど犯行しやすい場合もある。交通量の少ない地域は逃走も容易
  • 「ちょっとの外出だから」「2階だから大丈夫」という油断が被害を招く
  • 防犯対策は被害に遭う前にこそ意味があるということを忘れないでください
  • 鍵は「隠す」のではなく、家族だけが持つ
  • SNSの旅行投稿は帰宅後にまとめて
  • 「うちは大丈夫」と思わず、日々の対策を続ける

住居タイプ別|戸建て・マンション・賃貸の防犯対策ガイド

住居タイプによって、重点的に対策すべきポイントが異なります。お住まいのタイプに合った対策を確認しましょう。

住居タイプ侵入経路で最多最優先の対策
戸建て窓(約53%)窓の補助錠・防犯フィルム
マンション・アパート玄関玄関の二重ロック・施錠の徹底

戸建て住宅:窓と庭の対策が最優先

一戸建て住宅は窓からの侵入が約53%と最多です。窓対策を最優先で進めましょう。

  • すべての窓に補助錠を設置。クレセント錠だけでは数秒で突破されます
  • 防犯フィルムで窓ガラスを強化。ガラス破りに5分以上かかるようになります
  • 勝手口の施錠を忘れずに。勝手口は見落とされやすいポイントです
  • 庭の見通しを確保。植栽やフェンスは低めにし、死角を減らす
  • 2階のベランダも侵入経路になる。足場になるものを片付ける

マンション・アパート:共用部分と玄関が狙われる

共同住宅では玄関からの侵入が最も多いため、ドア周りの対策が重要です。

  • オートロックを過信しない。共連れ(他の住人に紛れて侵入)で簡単に突破される
  • 玄関ドアの鍵をディンプルキーに交換。ピッキング対策として有効
  • ドアスコープカバーを付ける。外から室内の明かりや人影が見えるのを防ぐ
  • ベランダの排水管や非常階段が足場になることがある。低層階は特に注意

賃貸でも今日からできる原状回復OK対策

賃貸住宅では原状回復の制約がありますが、穴あけ不要で設置できる防犯グッズが多数あります。

  • 窓用補助錠(両面テープ式):500〜2,000円でワンドアツーロックを実現
  • ドアチェーン補助錠(挟み込み式):穴あけ不要で玄関を強化
  • 窓用アラーム:開閉を検知して約90dBの警報音を発する
  • センサーライト(電池式・マグネット固定):ベランダや玄関に設置可能

賃貸でも合計5,000円以内で、基本的な防犯環境を整えることができます。

一人暮らしの防犯:暮らしのヒントを隠すテクニック

一人暮らし、特に女性の場合は、空き巣だけでなくストーカーや不審者対策も重要です。

対策9. 表札・カーテンで生活情報を隠す

  • 表札はフルネームにしない。苗字のみ、またはアルファベット表記にする
  • カーテンは女性的な色・柄を避ける。ベージュやグレーなど中性的な色が無難
  • 洗濯物に女性の衣類だけを干さない。男性用のタオルや衣類を混ぜるのも有効
  • 男性の靴を玄関に置く(100円ショップでも入手可能)
  • 帰宅時に「ただいま」と声を出す。一人暮らしでも習慣にしましょう

対策10. 鍵の管理を徹底する

  • 鍵の「見せない・渡さない・写さない」を徹底。SNSに鍵の写真を投稿するのは厳禁です
  • 帰宅時はドアを開ける前に周囲を確認し、後をつけられていないか注意する
  • 在宅中も必ず施錠し、ドアチェーンをかける

一人暮らし女性のための防犯対策も参考にしてください。

季節別の防犯対策カレンダー

空き巣の発生件数には季節変動があります。季節ごとの注意点を把握し、年間を通して防犯意識を保ちましょう。

季節リスク主な注意点
春(3〜5月)やや高い新生活で防犯意識が薄い時期。GWの長期不在に注意
夏(6〜9月)中程度窓を開けっぱなしにしがち。旅行・帰省シーズンの留守対策
秋(10〜11月)高い日没が早まり、暗闇での犯行が増加
冬(12〜2月)高い年末年始の長期不在。17時前に暗くなるため在宅偽装が重要

秋〜冬(10月〜2月):空き巣が最も活発になる季節

日没が早まる秋から冬は、空き巣が増加する時期です。

  • 17時を過ぎたら照明を点灯する。暗い家は不在のサインに
  • 日中も2〜3時間の外出で侵入されるケースが多い。短時間の外出でも必ず施錠する
  • 年末は大掃除のついでに防犯チェックを行うのがおすすめ

夏(7月〜9月):旅行・帰省シーズンの留守対策

暑さで窓を開けがちな夏は、施錠忘れに注意が必要です。

  • 換気のために開けた窓も、外出時は必ず閉める
  • 旅行・帰省の長期不在時は郵便物の停止、在宅偽装を徹底する
  • エアコンの室外機の音の有無で在宅・不在を判断されることもある

年末年始・GW・お盆:長期不在時の防犯チェックリスト

長期不在になる連休前は、以下を必ず確認してください。

  • すべての窓・ドアの施錠を確認する
  • 郵便局に不在届を提出する(最長30日)
  • タイマー照明で在宅偽装を設定する
  • SNSに旅行の投稿をしない
  • 信頼できるご近所に一声かける
  • 帰宅後は玄関周りの異変を確認してから入室する

詳しくは長期休暇の空き巣対策チェックリストをご覧ください。

【番外編】5,000円以下で揃える防犯グッズ|コスパ最強5選

コストゼロの対策に加えて、少額の投資で防犯力を大幅に強化できるグッズを紹介します。すべて5,000円以下で購入でき、自分で取り付け可能なものだけを厳選しました。

Noグッズ費用目安主な効果賃貸OK
11窓用補助錠500〜2,000円窓の二重ロック
12防犯フィルム3,000〜5,000円ガラス破り防止
13サムターンカバー500〜1,500円サムターン回し防止
14センサーライト1,000〜3,000円人感検知で点灯・威嚇
15防犯砂利1,000〜3,000円/袋踏むと大きな音が発生

対策11〜12. 窓の弱点を補う:補助錠と防犯フィルム

一戸建ての侵入経路で最多なのは窓(約53%)。窓対策は費用対効果が非常に高い投資です。

  • 窓用補助錠は両面テープで固定するタイプなら賃貸でもOK。クレセント錠に加えて上下に1つずつ付けると、ワンドアツーロックが完成します
  • **防犯フィルム**はガラスに貼るだけ。ガラス破りに5分以上かかるようになり、「5分の壁」を実現できます
  • 防犯ガラスへの交換はコストが高いため、まずはフィルムから始めるのがおすすめです

対策13. 玄関ドアを固める:サムターンカバー

サムターン回しとは、ドアの隙間や郵便受けから手や工具を入れ、内側のサムターン(つまみ)を回して解錠する手口です。

  • サムターンカバーを付けるだけで、この手口を防止できます
  • 500〜1,500円と低コストながら効果は絶大
  • 取り付けは両面テープで固定するだけ。賃貸でも原状回復可能です

対策14〜15. 光と音で撃退する:センサーライトと防犯砂利

空き巣犯は「光」と「音」を嫌います。この2つを組み合わせることで、強力な威嚇効果が得られます。

  • センサーライト:人の動きを検知して自動点灯。玄関・勝手口・庭に設置。電池式やソーラー式なら配線不要です
  • 防犯砂利:踏むと約70〜80dBの音が発生。庭や家の周囲の通路に敷くだけで侵入者を威嚇します

対策11〜15を全部揃えても合計約1万円前後です。コストゼロの習慣対策と組み合わせることで、空き巣がわざわざ狙う理由のない「面倒な家」を作れます。

防犯補助金を活用しよう:自治体の支援制度

意外と知られていませんが、多くの自治体では防犯グッズの購入費を補助する制度を設けています。

  • 防犯カメラ、センサーライト、補助錠などの購入費用に対して補助金が出る場合がある
  • 補助金額は自治体によって異なりますが、数千円〜数万円の補助が受けられるケースも
  • 申請期間や条件は自治体ごとに異なるため、お住まいの自治体のホームページで確認してください

お住まいの地域の補助金情報はエリア別の防犯情報で調べることができます。

お金をかけない防犯対策のよくある質問(FAQ)

Q1. 0円の防犯対策と有料の対策では効果に差がありますか?

0円対策だけでも侵入リスクを大幅に下げられます。警察庁のデータによると住宅侵入の約半数は無施錠が原因であり、施錠の徹底・在宅偽装・郵便物管理などコストゼロの対策で防げます。有料対策(センサーライト・補助錠など)は抑止効果の「見える化」に優れますが、まずは0円対策を徹底することが最優先です。お金をかけた防犯対策については総合的な防犯対策ガイドもご覧ください。

Q2. 在宅偽装はどうやってやるのが効果的ですか?

タイマー付きスマートプラグ(1,500円程度)で照明を自動オン・オフするのが最も手軽です。テレビやラジオの音声タイマーも効果的です。カーテンの開閉パターンを変える、室内干しの洗濯物を見せるなどコストゼロの偽装テクニックもあります。日中の外出時と夜間では偽装のポイントが異なるため、本記事の在宅偽装セクションで詳しく解説しています。

Q3. お金をかけずにできる防犯対策は何がありますか?

コストゼロでできる防犯対策は多数あります。施錠の徹底、郵便物の管理、SNS投稿の自制、家周りの整理整頓、ご近所との声かけ、タイマー照明による在宅偽装、防犯ステッカーの活用などが代表的です。本記事では10のコストゼロ対策を紹介していますので、まずはできることから始めてみてください。

Q4. 空き巣は何時頃に来ることが多いですか?

空き巣は平日の午前10時〜午後4時に多く発生します。特に午前10時〜正午が最も多い傾向です。住人が外出して家が留守になり、かつ日中で周囲に不審感を持たれにくい時間帯が狙われます。在宅偽装は夜間だけでなく、日中の外出時にも意識しましょう。

Q5. 5,000円以下で揃う防犯グッズのおすすめセットは?

5,000円以下なら、**窓用補助錠2個(約1,000円)+防犯ステッカー(約500円)+センサーライト1個(約1,500円)+スマートプラグ1個(約1,500円)**のセットがおすすめです。これで窓の侵入防止・威嚇表示・夜間の照明・在宅偽装という4つの基本対策が揃います。さらに予算があれば防犯砂利(1袋1,000〜3,000円)を追加すると効果的です。

Q6. 一人暮らしで最低限やるべき防犯対策は何ですか?

一人暮らしで最低限やるべきは、施錠の徹底、表札をフルネームにしない、カーテンを中性的な色にする、洗濯物の管理、タイマー照明による在宅偽装の5つです。特に「一人暮らしであること」を外から悟らせないことが重要です。詳しくは一人暮らし女性の防犯対策もご覧ください。

Q7. ダミーカメラは空き巣に見破られますか?

プロの空き巣には見破られるリスクがあります。配線がない、LEDの点滅パターンが単純、安価な素材といった点で見分けられます。ダミーカメラだけに頼るのは危険ですので、防犯ステッカーや補助錠など他の対策と組み合わせて使いましょう。予算が許せば本物の防犯カメラの導入も検討してください。

Q8. 0円対策だけで防犯は十分ですか?

0円対策だけでもリスクを大幅に減らせますが、より万全を期すなら低コストグッズの追加がおすすめです。補助錠(500円〜)やセンサーライト(1,000円〜)を加えるだけで抑止力が格段に上がります。本記事では0円対策10個+5,000円以下の対策5個を紹介していますので、まずはコストゼロの対策から始めて、余裕ができたら低コストグッズを足していくのが効率的です。

まとめ:防犯は「足し算」。小さな対策を積み重ねて安心な毎日を

お金をかけない防犯対策のポイントを振り返りましょう。

  • 施錠の徹底が最も重要。住宅侵入の約半数は無施錠が原因
  • **泥棒の4原則(光・音・時間・人の目)**を意識した対策が効果的
  • コストゼロの対策が10個、5,000円以下の対策が5個。今日から始められる
  • 在宅偽装(タイマー照明・音声タイマー)で留守を悟らせない
  • NG行動(鍵の隠し場所・SNS投稿・過信)を避ける
  • 住居タイプ別に重点ポイントが異なる。戸建ては窓、マンションは玄関
  • 季節別の注意点を把握し、秋〜冬と長期休暇は特に対策を強化する

防犯対策は「完璧な1つの対策」よりも、「小さな対策の積み重ね」が効果的です。本記事で紹介した15の対策を一つずつ実践していけば、空き巣が「この家はやめておこう」と思う環境を作れます。

まずは今日、帰宅したらすべての窓の施錠を確認するところから始めてみてください。

予算をかけた本格的な対策も検討したい方は自宅の防犯対策完全ガイドをご覧ください。防犯診断チェックリストで自宅の弱点を把握してから対策を進めるのも効率的です。空き巣対策の基本防犯カメラの選び方ガイドなど、「じぶん防犯」トップページから関連記事もあわせてお読みください。

この記事を書いた人
防犯設備士(公益社団法人 日本防犯設備協会認定)

防犯設備士として10年以上のセキュリティ業界経験を持つ。住宅・店舗・施設の防犯カメラ設置や防犯診断の現場経験をもとに、専門知識を一般の方にもわかりやすく発信している。

プロフィール詳細 →